君は恋人【公開日:1967年11月3日】

君は恋人
【公開】1967年(昭和42年)
【配給】日活
【監督】齋藤武市
【出演】浜田光夫/和泉雅子/克美しげる/林家こん平/戸田皓久/近藤宏/南寿美子/蕃ユミ(新人)/弘松三郎/河上喜史朗/黒田剛/高田栄子/渡辺節子/玉井謙介/柴田新三/本目雅昭/今村弘/沢美鶴/熱海弘到/地沢竜/園田健夫/吉田武史/條隼人/榊功/千波可奈子/高瀬将敏(技斗)/浦辺日佐夫(振付)/清川虹子
【友情出演】舟木一夫(コロムビア)/田辺昭知とザ・スパイダース(フィリップス)/荒木一郎(ビクター)/ジャニーズ(ビクター)/黛ジュン(東芝)/スタジオNO.1ダンサーズ/殿岡ハツエ/岡田真澄/ザ・チエリーズ/中村八大/坂本九/九ちゃん!(NTV)/石原裕次郎/小林旭/浅丘ルリ子/芦川いづみ/高橋英樹/渡哲也/松原智恵子/山本陽子/山内賢/和田浩治/川地民夫/葉山良二/小高雄二/深江章喜/郷鍈治/橘和子/太田雅子/伊藤るり子/宍戸錠/二谷英明/吉永小百合
【協賛】ヨット鉛筆株式會社

Contents

主題歌・挿入歌

主題歌

☆「君は恋人」浜田光夫
☆「旅に出るなら」浜田光夫

挿入歌

☆「愛につつまれて」舟木一夫
☆「いつか何処かで」ジャニーズ
☆「さすらい」克美しげる
☆「愛すればこそ君に」克美しげる
☆「君に捧げん」荒木一郎
☆「いとしのマックス」荒木一郎
☆「アヒルの行進」ザ・スパイダース
☆「バン・バン」ザ・スパイダース
☆「恋のハレルヤ」黛ジュン
・「なんとなくなんとなく」ザ・スパイダース
・オペラ『ローエングリン』より「結婚行進曲(婚礼の合唱)」ワーグナー(インストのみ)

 

(☆印:OPまたはEDでクレジットされている曲)

 

楽曲使用シーン

1.「君は恋人」(インスト)
冒頭、浜田光夫が撮影所に向かうシーンで流れる。

2.「君は恋人」
タイトルバックで流れる。

3.「愛すればこそ君に」
井上(克美しげる)が流しで歌う。

4.「?」
教会で、百合(吉永小百合)の演奏で賛美歌が歌われる。

5.「愛につつまれて」
光夫(浜田光夫)の元同僚・舟山(舟木一夫)が、いつも二人で工場の裏の運河で歌っていたという曲を歌う。

6.「君に捧げん」
荒川(荒木一郎)が流しで歌う。

7.「いとしのマックス」
コヤマ(弘松三郎)から「もう少し景気のいいのやってくれ」と言われて、荒川が歌う。

8.「君は恋人」
ジャニーズに似た流し4人組(ジャニーズ)から「偉そうに言うなら歌ってみろよ」と言われて、光夫が歌う。

9.「恋のハレルヤ」
ゴーゴー喫茶で黛じゅん(黛ジュン)が歌う。

10.「いつか何処かで」
ジャニーズに似た流し4人組が、それぞれ流しで歌う。

11.「さすらい」
井上が流しで歌う。

12.「さすらい」
ヨット鉛筆の宣伝の後、ふたたび井上が流しで歌う。

13.「アヒルの行進」
赤井(渡哲也)に『君は恋人』の内容を書き換えさせようと、スパイダースが赤井の家の前で演奏。

14.「バン・バン」
赤井が帰宅するのを見計らって、スパイダースが再び赤井宅前にやってきて演奏。

15.「なんとなくなんとなく」
檻の中にいる中川(近藤宏)らに見せつけるように、釈放された元旋盤工(井上順)が歌いながら出て行く。

16.「結婚行進曲(婚礼の合唱)」(インストのみ)
百合の結婚式で演奏される。

17.「旅に出るなら」
東芝レコードのスタジオで、光夫がエレキバンドをバックに歌う。

18.「君は恋人」
テレビ番組で光夫が坂本九と一緒に歌う。

19.「君は恋人」
ラスト、光夫が雅子(和泉雅子)と手をつないで駆け出すシーンで流れる。

 

MEMO
浜田光夫のケガからの復帰作。
彼のケガのことをご存じない方や、この時代の日活映画をあまり観たことない方にとっては、「なんだこりゃ」と思うような作品かもしれません(笑)
久しぶりに撮影所にやってきた浜田光夫が、復帰作の撮影に臨む…という、劇中劇の形で進んでいきます。

復帰を祝ってこんなに豪華なメンバーがたくさん友情出演…オープニングロールの名前を眺めながら浜田光夫の歌声を聞いてるだけでも涙が出てきます。
主役級の大スターたちが次から次へとチョイ役でわらわらと出てくるのが、本当に楽しくって仕方がない。

深江章喜や弘松三郎らを相手にしたアクションから、浜田光夫らしいちょっと甘酸っぱい青春ストーリーも絡め、この時代の日活アクション映画や青春映画が好きな人にはたまらないです!
和泉雅子が山内賢を冷たくあしらっているのも笑えます。

売れっ子歌手が次々に出てきて流行歌をたくさん聴けるのも嬉しい!
ジャニーズのキレキレダンスはさすがですね、カッコイイ!!
初代ジャニーズを知らない若いジャニーズファンにもぜひ観ていただきたいですね。

スパイダースは「田辺昭知とザ・スパイダース」でクレジットされています。
また、挿入歌の「バン・バン・バン」は、本作での曲名のクレジットは「バン・バン」になっています。
渡哲也から「キチガイ」と言われるあの演奏シーンは笑えるし、なんだかんだでスパイダースは本作の中でもかなり目立ってるような気がします。

終盤、浜田光夫がエレキバンドをバックに「旅に出るなら」を歌うシーンがありますが、イイ感じで“ひとりGS”してますね♪
67年らしい、とても素敵なサウンドです!

 

【出演】浜田光夫/和泉雅子/克美しげる ほか。多数の日活スター&人気歌手が友情出演!
 

 

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Author:加陽 栄華(Kayo Eiga

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★基本的には、歌入りの曲のみを拾って調べています。
★インストは、クラシックなどの有名曲は拾っている場合もありますが、基本はスルーしています(キリがないので)。
★歌唱シーンや演奏シーンについては、実際に役者本人が歌唱・演奏しているかどうかについては検証していません。
★カテゴリ「歌唱シーンあり」⇒ステージでの歌唱シーンがある作品、歌手が自身の曲を歌うシーンがある作品を「歌唱シーンあり」のカテゴリに分類しています。出演者が少し歌を口ずさむ程度のものはカウントしていません。

 

昔の曲について調べるのは結構大変な作業で、タイトルがわからない曲もあります。
当時は大変流行っていたであろう曲でも、私が全く知らない可能性もあります。
調べてもタイトルがわからなかった曲については、「?」としてあります。
特に戦前・戦中の映画などは歌詞が聞き取りづらいものも多く、不明な曲が多いです。

不明曲についてご存じの方がいらっしゃいましたら、ご教示頂けますと幸いです。
また、もし間違いなど発見されましたら、ご指摘いただけますと大変助かります。