八十八夜の月【公開日:1962年4月29日】

『八十八夜の月』1962年(昭和37年)・松竹

八十八夜の月
【公開】1962年(昭和37年)
【配給】松竹
【監督】市村泰一
【出演】岩下志麻/高千穂ひづる/牧紀子/環三千世/瞳麗子/藤間紫/佐野周二/宗方勝巳/竹脇無我/高野真二/松原緑郎(新人)/菅原文太/三谷幸子/土紀洋児/半田克実(くるみ劇団)/原田万里子(くるみ劇団)/ベルナール・ヴァーレ/神楽坂浮子(ビクター)/町田祥子/岡乃桃子/山内幸子/白川恵子/堀真奈美/高杉裕児/牧信哉/島村俊雄/和地広幸/三益愛子
【撮影協力】静岡縣金谷町
【きもの提供】十日町 たきぶん/江戸屋
【協賛】静岡縣/静岡縣茶業会議所

Contents

主題歌・挿入歌

挿入曲

  • 「茶摘」唱歌(歌:菅原文太/高千穂ひづる)
  • 「上を向いて歩こう」坂本九(歌:三益愛子 ほか)
  • 「スケートをする人々(スケーターズ・ワルツ)」ワルトトイフェル
  • 「君を呼ぶ日本平」コロムビア・ローズ
  • 「ちゃっきり節」(歌:神楽坂浮子)

(☆印:OPまたはEDでクレジットされている曲)

 

楽曲使用シーン

1.「茶摘」(インスト+ハミング)
タイトルバックで流れる。

2.「?」
八十八夜の飲みの席で、男性陣が歌っている。

3.「上を向いて歩こう」
京子(岩下志麻)の送別会で歌われる。
ふじ(三益愛子)が歌いだし、ほかの家族らも一緒に歌いだす。

4.「スケートをする人々(スケーターズ・ワルツ)」
スケート場の場内BGM。

5.「茶摘」
石川(菅原文太)が薪割りしながら歌い、それを聞いた美子(高千穂ひづる)も歌いだす。

6.「君を呼ぶ日本平」
ロープウェイのシーンで流れる。

7.「ちゃっきり節」
八十八夜の祭りで神楽坂浮子が歌う。

8.「茶摘」(インスト)
ふじと美子がふたりで語り合い、月を眺めるシーンで流れる。

9.「茶摘」(インスト+ハミング)
ラストの茶摘みのシーンで流れる。

 

MEMO
2で歌われているのは、甚句っぽい調子の歌。
詞はお茶について歌われているようです。

「上を向いて歩こう」は、三益愛子がわざとリズムを外して歌っていますが、それが逆に難しそう。

初代コロムビア・ローズが歌う「君を呼ぶ日本平」は、静岡鉄道選定、静岡市・清水市観光協会推薦の楽曲(ソノシートより)。
ボリューム小さめで、そんなにハッキリ聞こえるわけではないのですが、とても素敵なご当地ソングです。

OPクレジットでは松原緑郎が新人となっていますが、新東宝が倒産した後、松竹での最初の出演作?ではないかと思われます。

 

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Author:加陽 栄華(Kayo Eiga

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昔の曲について調べるのは結構大変な作業で、タイトルがわからない曲もあります。
当時は大変流行っていたであろう曲でも、私が全く知らない可能性もあります。
調べてもタイトルがわからなかった曲については、「?」としてあります。
特に戦前・戦中の映画などは歌詞が聞き取りづらいものも多く、不明な曲が多いです。

不明曲についてご存じの方がいらっしゃいましたら、ご教示頂けますと幸いです。
また、もし間違いなど発見されましたら、ご指摘いただけますと大変助かります。